用語集


イエス・キリスト:
キリスト教において、神は、原罪をあがなうために神の子を地にもたらす。その人こそが、イエスである。キリストとは、彼が神の子であることを意味するギリシア語を語源とする。

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異教徒:
キリスト教徒にとって、複数の神を信じる人や宗教を持ち得ない人のこと。

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エヴァの原罪:
原罪ともよばれ、楽園においてエヴァが犯した罪のこと。神が知識の木の実を食べることを禁止し、注意を促したにも関わらず、エヴァは、サタン(悪魔)によって神の禁止を無視するようにそそのかされてしまう。エヴァは、アダムへも禁断の実を与える。こうして、人類最初のカップルは神により楽園を追放される。
この時から、イエス・キリストの出現まで人類は原罪の中で生きることを罰として与えられる。

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カール5世(1500-1558年):
ハプスブルク家の王、ルネサンス期に最も広大な領地を支配した。16世紀前半の彼の領地は、スペイン、ベルギー、オランダ、ドイツの一部、イタリアの一部、ラテンアメリカ全土に及ぶものであった。彼の領地はあまりに広大であったので、日が沈むことはない、とまで言われた。

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キリストの受難:
聖書における、キリストの死までのエピソード全体をさす。最後の晩餐、逮捕、屈辱、磔刑などを含む。

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寓意:
象徴的なモチーフとの関連により、ある抽象的な考えを具現化する過程。

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最後の晩餐:
十字架上の磔刑以前の、キリストの最後の食事。この中で、キリストは、使徒の中の一人の裏切りによって差し迫った自らの死を宣告し、聖体の秘跡を定義した。

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祭壇画:
教会の祭壇上方に位置する絵画や彫刻作品。信者の崇拝心を視覚的に支える役割を果たす。

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ジョヴァンニ・ベッリーニ (1459年から1516年まで知られる):
偉大な画家の家系に生まれた、15世紀後半の最も重要なヴェネツィアの画家。彼の作品には、叙情的な雰囲気が漂う。人物の感情表現と自然描写の間の調和を探求した。

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贖罪:
キリストの磔刑により原罪があがなわれること。

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ジョルジョーネ(1477-1510年):
ヴェネツィアの画家であり詩人、そして音楽家。1500年前後のヴェネツィア絵画を革新した人物。叙情的で謎めいた雰囲気が、彼の作品の特徴である。

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スフマート:
イタリア語の「フーモ」、煙の意。絵画の分野において、この用語は、半透明の絵の具の重なりから得られるもやのかかったような効果のことをさす。スフマートの効果により、人物の輪郭がぼやけて曖昧になり、ボリュームや奥行きが強調される。

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聖人/聖女:
キリスト教信仰において、奇跡を起こしたり、驚異的な行いを生涯のうちに成し遂げた人。不屈の信仰心は時に殉教や死へも導く。これらの人々は、死後、崇拝の対象となり、彼らの聖遺物は崇められ、奇跡を実現させる。

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聖体拝領:
キリスト教の秘跡。最後の晩餐を記憶に残すべく、信者はこの儀式の中でホスチヤを口に含む。カトリックの礼拝では、パンをベースに作られたこの食物は実際のキリストの肉体とされている。

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セバスティアーノ・デル・ピオンボ(1485-1547年頃):
ヴェネツィアの画家。ジョヴァンニ・ベッリーニとジョルジョーネを師とし、1511年にローマへ移住する。ここで、彼の様式はミケランジェロやラファエロの影響を受け変化する。

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聖母:
キリスト教において、この言葉はキリストの母であるマリアを指し示す。マリアは、神から遣わされた精霊による奇跡によって、肉体的関係なしに子を宿したとされる。

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聖母子:
マリアとその子イエスのこと。この二人のなす群像表現は、中世以来キリスト世界において、頻繁に描かれまた崇拝された。

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典礼:
キリスト教における、定まった儀式・儀礼あるいはこれを司る一連の掟。

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ドラクロワ(1798-1863年):
フランスの画家。歴史画において名を挙げるが、イギリス文化や東方文明から得るインスピレーションや精緻で大胆な色遣いで描かれるオリエンタルなモチーフでも有名である。1820年代から死に至るまでの19世紀フランスのロマン派の旗手と見なされている。

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塗り直し:
作品完成後に、作者以外の他の人により作品に加えられた筆のこと。例えば、作品の傷んだ部分や裸体の陰部などの卑猥な表現と見なされた部分を隠すために塗り直しが行われる。

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光のハイライト:
作品のモチーフ上の光の輝きや反射を表現するために用いられる色彩効果。ルネサンスのヴェネツィアの画家たちは、しばしば鉱物を元にした顔料である鉛白を光のハイライトに使用した。

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フェリペ2世(1527-1598年):
カール5世の息子であり後継者。1556年から死を迎えるまでスペイン系ハプスブルク家の王として君臨する。

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風俗画:
日常生活の一場面の描写のこと。

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フラ・アンジェリコ(1417年から1455年まで知られる):
15世紀前半を生きたドミニコ会の修道士でありフィレンツェの画家。絵画空間の中に統一された三次元的空間を生み出したルネサンス初期の重要な画家の一人。

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フランス美術館研究修復センター(C2RMF):
フランス美術館研究修復センター(C2RMF)では、Christiane Naffah学芸員率いる、200名のメンバーが三つのアトリエ(カルーゼル、ルーヴルのフローラのパヴィリオン、ヴェルサイユの王の小厩舎)において、作品の観察、分析、そして修復を行っています。この研究所のミッションは、「フランス美術館」のラベルをもつ美術館のコレクションを管理する学芸員と、研究、予防的保存、修復の分野において協力をすることにあります。また、C2RMFは、材料、分析、過去に行われた修復に関する資料を作成し保存しています。

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マニエリスム:
16世紀のヨーロッパ全土を覆った芸術運動。特にミケランジェロの芸術に端を発しており、極端に洗練され、不自然なまでの美学が特徴とされる。

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ミケランジェロ(1475-1564年):
フィレンツェの彫刻家、画家、建築家、技師、そして詩人。ローマにおいても活動した。彼の作品における躍動感のある美しさや力強さは16世紀以降の芸術家たちを魅了した。特に、システィーナ礼拝堂のフレスコ画や彼の彫刻群は後世に偉大な影響を与えた。

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楽園:
地上の楽園とは、アダムとエヴァが原罪を犯す以前に暮らしていた場所をさす。天上の楽園は、人々の死後、彼らを迎える場所のこと。

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ルーベンス(1577-1640年):
アントワープの画家であり外交官。フランドル、オランダ、スペイン、フランス、イタリア、そしてイギリスで活躍する。彼は多数の作品を残し、その特徴は、力強い情熱的な色彩そして躍動感である。このような様式からバロック美術の見事な代表者と見なされる。

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ルネサンス:
15世紀のイタリアを発祥とするこの運動は16世紀にはヨーロッパ全土に広がる。人文主義と一般的に呼ばれる古代文化とキリスト教精神の融合を特徴とする。この思想は、芸術的なものから哲学的思考さらには科学的思考と多岐にわたる。

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レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519年):
フィレンツェの画家、彫刻家、建築家、技師、理論家、そして詩人。主に、フィレンツェ、ミラノ、そしてフランスで活躍し、この地で亡くなる。彼の成し遂げた科学的研究や芸術的革新により、ルネサンス期のヨーロッパにおける最も偉大な人物の一人とされる。

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